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簡易オーディオ

電子工作といえばオーディオ機器の自作は外せないテーマです。 市販品では得がたい音質を比較的ローコストに得ることができる点で、 自作のやり甲斐がある分野だと思います。

PHA1: Passive Headphone Adapter
トランス ST-57A を用いた簡易ヘッドホン・アダプタです。 最近は受動回路のみの機器でもアンプの呼称を使うことがあるようですので、 今風の呼び方を試みるならパッシブヘッドホンアンプといったところ。 パワフルなライン出力を持つ機器から、 そのパワフルさを利用してヘッドホンを駆動するために実装しました。
HA1: Headphone Amplifier
オーディオ系汎用オペアンプ NJM4580DD (または MUSES8820) と、 東芝製の汎用トランジスタ 2SC1815 + 2SA1015 によるダイヤモンド・バッファ回路で構成した実用ヘッドホンアンプです。 電源回路に DC/DC コンバータ MAU106 を用いており、 DC/DC コンバータの実用性を試す目的が半分ぐらいありました。
HA2: Headphone Amplifier
HA1のリニューアルをした版を制作して運用していますが、 回路図等の資料を起こさないまま時間が経過しており、 2024年現在のところは記事化の予定はありません。 HA1からの変更点は、 まずMAU106の電源ピン間バイパスを施してスパイクノイズを除去したこと、 オペアンプをバーブラウンに変更して音質改善を試みたこと、 オペアンプの出力端子から入力端子に27pF程度の帰還コンデンサを抱かせて帯域の安定化を図ったこと、 それれからダイヤモンドバッファにNPN+PNPの複合トランジスタを採用して熱結合したことです。 大きな変更はありません。 今後の対策としては、ノイズ源であるカーボンを取り除くことが興味深いと考えています。

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